2010/08/05

諏訪大社の御神木「御柱」

先日、長野県・諏訪大社から記念品と神符が届きました!

あのお祭りで使われた御神木です。



















7年に1度おこなわれる諏訪大社の御柱祭は今年4月1日から
6月15日に執行されました。

別名「式年造営御柱大祭」ともいわれ、干支の「寅」と「申」の年に
行なわれる式年祭です。

この神事は「日本書紀」にも描かれているくらい、古来から執り
行われていたといわれています。


御柱祭の最大の見せ場は「木落し」です。
柱の先端にまたがって80mの坂を一気に滑り落ちる「華乗り」の男達がいます。


「華」という言葉から想像できない豪快な滑りで、参加者は常に危険と隣り合わせ。
危ないと分かっていても挑む何かがこの祭りにあるのでしょう。


そんなチェレンジ精神を私にも授かるように御神木にお祈りします!


2010/08/01

柴又帝釈天の御神水

関東はゲリラ雨が降ったり不安定な天候ですね。
厳しい暑さが戻ってきてまた寝苦しい熱帯夜が続きそうです・・・

さて、雨上がりを狙ってフーテンの寅さんゆかりの柴又へいって
きました。

夏なので湧水をテーマに柴又帝釈天に参詣しました。


京成金町線柴又駅を
下りたら、車寅次郎の
銅像がお出迎えしています。









































映画「男はつらいよ」の舞台となった参道を歩くと煎餅屋や
草だんご屋などがあり、歩いているだけで下町情緒を味わえます。

和菓子が好きな編集部スタッフはなかなか帝釈天にたどり着きません・・・



















甘~い誘惑からようやく離れて仁王門の前に到着しました。




















帝釈天は日蓮宗のお寺で正式名称は題経寺(だいきょうじ)です。



縁日は庚申(こうしん)の日
と言われて、たくさんの
ご信徒が参詣されるそうです。









































さて、本題の御神水です!

江戸時代に日栄上人が松の根元から湧水をみつけたことがきっかけで
題経寺を開山したといわれているそうです。

江戸時代から御神水は絶えることなく湧き出て、霊水として庶民に
親しまれてきました。

ここの水はチョロチョロではなく、勢いよく溢れ出ていました。
湧水に触れるととても冷たく、身を清められる感じです。

ペットボトルに入れて飲んでみましたが、ヒンヤリして美味しかった
ですね。都内でも数少ない飲める名水です。

暑い夏が続きますが、この名水を目的に帝釈天に参詣されるのは
いかがでしょうか。

2010/07/30

めぐみの雨の明治神宮

今日は2週間続いた厳しい暑さも雨のおかげで気温も
下がり過ごしやすかったですね。

さて、雨の中の明治神宮にいってきました。




















雨の神社もいいものですね。
恵の雨によって神域も落ち着いた雰囲気にみえます




















参道は木々の葉のトンネルの中を歩いているようでした。
鎮守の森のマイナスイオンをたっぷり吸収しながら歩くと
脳も活性化されます。


木々や岩盤が雨に
濡れて質感に重みを
感じます。

神秘的なのは、ここに
神が棲みついている
からでしょう。




































明治神宮は都会にありながら豊富な湧き水がでることでも有名です。

明治神宮の北門から御苑の一番奥にある「清正井(きよまさのいど)」
にいってみました。この井戸は武将の加藤清正が掘ったという伝説から
名前が付けられました。

パワースポットとして突如有名になってから一時は見るのに5時間待ち
の大行列でした。

今日も整理券が配られていましたが、待ち時間は5分くらいです。




















井戸の水は透き通っていて、水面は鏡のように森の木々を
映し出していました。

水辺には1/f ゆらぎの効果があると言われています。
人が水辺の近くにいると心が落ち着くのも水の僅かなゆらぎや
音が1/f ゆらぎを発生させ、体内のバランスを整えてくれるからでしょう。

とくに清正井は、神域にあり、鎮守の森との相乗効果で私たちの生体リズム
への影響は抜群によいはずです。




















御苑内の見どころは季節によっていろいろあるそうです。
残念ながら花菖蒲(はなしょうぶ)の季節は終わっていました。

花は咲いていませんでしたが、幾重にも重なる新緑の葉がとても
綺麗でした。

本日は雨の中の参拝でしたが、ご利益をたくさん頂いて帰れました。

2010/07/26

新緑の成田山公園

今日は「土用の丑(うし)の日」です。

千葉県の成田山新勝寺参道はウナギ料理屋がたくさん集まっていることで有名ですね。
蒲焼きの香ばしいにおいで参道は賑わっていました。



















参道をてくてく歩いていると、お店の猫ぬいぐるみ3匹がうだる暑さのためかダウン!
猫ぬいぐるみもお疲れのようです・・・



















それはさておき、こんな暑い日でも成田山新勝寺で清涼感を味わえる場所があります。

ほとんどの人は、大本堂だけ参詣して帰りますが、もっと奥に行きますと
成田山公園があります。

その広さはなんと東京ドーム3個半分はあるそうです。



















春は梅や桜、秋は紅葉が楽しめますが、いまは新緑の季節です。
園内は緑がとても綺麗でした。




















新緑に調和するように3つの池があり、小川のせせらぎが暑さを和らいでくれます。



















園内をさらに行くと成田山書道美術館があります。





















館内には新勝寺所蔵の書家の作品をたくさん展示しています。



















2階の休憩室からは公園を見下ろすことができるベストスポットでした。

また、館内2階で歌舞伎の八代目市川團十郎の浮世絵企画展も開催されていました。
8月31日まで展示されているそうです。

今週29日に市川海老蔵さん、小林麻央さんの結婚披露宴が都内でありますが、
成田山と市川家の繋がりは江戸元禄時代まで遡るそうです。


そんな歴史ロマンに浸りながら、また暑い参道を歩いて帰りました。

2010/07/23

鶴岡八幡宮の大銀杏





























35度以上の猛暑日が続き、溶けてしまいそうですね。

平日でも参拝者が多い鶴岡八幡宮ですが、本日は
暑さのせいか少なかったです。

境内の源平池が蓮(ハス)でいっぱいになっていました。




蓮の花が茎を伸ばしていましたが、
花は閉じていました。

蓮の花は早朝に開き、午後3時くらい
には閉じてしまうそうです。



















来月8月6日から4日間
ぼんぼり祭があります。

その準備作業が境内で
おこなわれていました。



















樹齢1000年の大銀杏が
2010年3月10日未明に
大雨の影響で倒れました。

大石段の横に立っていた姿が
もう見られなくなったのは
本当に残念です。

大銀杏は根元から4メートル
の部分を切断し、元々立って
いた場所より下段に植え直され
ました。

4ヶ月経ち、残った根元から芽が
吹き出してきているのが確認
できます。




























2007年に撮影したご神木大銀杏の写真です(大石段の左)。
高さは約30メートルありました。


















鶴岡八幡宮では大銀杏の再生に向けた様々な取り組みを
はじめていますが、個人向けに再生の寄付を募っています。
募金した方には、紙に挟んだご神木の小枝を授かることが
できます。

ご神木の小枝の頒布は2010年7月31日までとなっていました。
寄付は一口千円で、配布場所は鶴岡八幡宮の境内、大銀杏付近
(もしくは付近の授与所)です。


寄付をされたい方は鶴岡八幡宮へお参りください。

2010/07/21

川崎大師の風鈴市

エアコンはおろか、扇風機が無い江戸時代では、
風鈴の音色で涼しさを感じて夏を過ごしていました。

風鈴のルーツは二千年前の中国に遡ります。
元々、古代中国で「風鐸(ふうたく)」、日本では弥生時代から
「銅鐸(どうたく)」として伝わり、宗教儀式や魔除けとして
使われていました。


ガラス製の風鈴が作られるようになったのは、江戸時代中期から
といわれています。



前置きが長くなりましたが、川崎大師の第15回風鈴市にいってきました。



















夏の風物詩である風鈴を全国47都道府県から一堂
集めたのが、川崎大師の風鈴市です。
その数900種類32,000個です!



















そのいくつかをここでご紹介します。



















だるまの絵柄の風鈴は、「厄除だるま風鈴」と呼ばれ、
川崎大師オリジナルの江戸風鈴です。

江戸風鈴の絵はガラスの内側から描かれ、風鈴底部はギザギザ
に成っていて当たるところによって音色が違うそうです。





































いっせいに音色を奏でる江戸風鈴。



















沖縄びいろど風鈴は、鮮やかな色です。



















氷のように涼しげなガラスに兎の絵が描かれた福島県
喜多方の手書き風鈴。





秋田県の御殿(ごてん)
まり風鈴






















風鈴の音色は、素材によって様々で金属製は鋭く澄んだ
音色、陶器製は柔らかい音色、ガラス製は硬い音色を奏でます。

また、大きさや形によっても音色が変わりますので、自分にぴったり
の風鈴を見つけるには、実際に実物を聞いてから購入するのが一番です。




川崎大師・風鈴市限定の御守りも頒布されていました。

名前も「厄除開運 だるま風鈴守」です!

小さなダルマ風鈴がチリンチリンと音を出してとても
カワイイです。

残念ながら今年限りの御守りらしく来年はないそうです。

















まだ暑い日が続きます。

自然の風を利用して、耳から涼しさを感じるのも粋ですね。

2010/07/19

深大寺の鬼燈まつり

暑いですね!

梅雨明けで関東は連日猛暑が続いています。



















週末に調布市・深大寺の鬼燈(ほおずき)まつりに行って来ました。
浅草寺と比べると規模では劣りますが、武蔵野の豊かな
新緑と清水が暑さを癒してくれます。

吉祥寺からバスで約25分でいける深大寺は都会の喧騒を
忘れさせる風情豊かな場所です。



















バス停を下りて参道の左手に目に付くのが「鬼太郎茶屋」です。
テレビで「ゲゲゲの鬼太郎」を観たことがある人は必見です。
今年はNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の放映で
鬼太郎茶屋はいつもより賑わっていました。



















参道ではほおずきが、「風鈴付きの鉢売り」と「枝売り」で販売
されていました。

実が鮮やかな橙色に染まっていました。

境内では、「フルーツほおずき」という食べられるほおずきも
ありました。


ほおずきの語源はいろいろな
説があるようですが、実が人の
頬に似ているからといわれて
います。「顔つき」や「目つき」
と同じように「頬つき」からきた
という説です。

その他、ほおずきの皮を口に
入れて膨らまして頬を突いて
鳴らすことから「頬突き(ほほつき)」
となったいう説もあります。
































市民ボランティアの手によって、楽器演奏や踊り、トークライブ、
手作り工芸体験など様々な企画が開催されていました。
私たちは丸太切り体験をしました!
ヒノキの原木の香りがとてもよかったです。



















深大寺という寺名は、水神の「深沙大王(じんじゃだいおう)」に
由来しており、境域は清水に恵まれています。

豊富な水があるからこそ深大寺蕎麦が有名になりました。





















境内にあるの手水舎のお水を飲んでみましたが美味しかったです。
深大寺は水が豊富です。





太子堂の縁側にある賓頭盧尊者
(びんずるそんじゃ)は「なで仏」で、
悪いところをなでると治してくれる
ご霊験があるといわれています。

頭が良くなるように頭をなでました!







































深大寺の水辺はヤゴや蛍も
生息する清水で、空気が
澄んでとても清々しかったです。
























夏場は人出が少ないので、納涼を味わいに深大寺にお参りするのもよいものです。