いまテレビをつけると歌舞伎の市川海老蔵が出ない日はないくらい露出していますね。
映像・画像で出てくるのが、市川海老蔵の成田山新勝寺での襲名奉告や今年行われた
結婚奉告です。
なぜ成田山新勝寺と市川家が関係があるのか、まだ知らない人もたくさんいるかと
思います。
そもそも成田屋・市川宗家と成田山新勝寺の絆は、300年前の江戸時代まで遡ります。
初代市川團十郎が子供に恵まれず成田山のお不動様に祈願して男児を授かったことから、
二代目・團十郎は「お不動様の申し子」と言われ、不動明王信仰が歌舞伎を通して江戸庶民
に広がったようです。
成田山新勝寺で、市川宗家と結ばれた絆を示す品々を展示する
「成田屋・江戸人と成田不動展」という企画展が、境内の平和大塔霊光殿で開催されました。
12月15日、開催日初日は開会法楽があったので観席しました。
まずは、僧侶による御護摩祈祷がありました。
展示されているのは、初代・市川団十郎と市川九蔵親子が成田山に奉納した
大鏡や江戸時代の成田詣の浮世絵などが展示されていました。
展示物をみると、なぜ江戸時代に歌舞伎を通してお不動信仰や成田詣への関心が
高まったか、その背景が分かります。
この企画展は入場無料で2011年3月28日まで開催されるそうです。
初詣に成田山に参詣される方は、歌舞伎と成田山の繋がりについて理解を深めに
平和大塔霊光殿に訪れてみてはいかがでしょうか。
『成田屋・江戸人(えどびと)と成田不動展』
会期:2010年12月15日(水)~2011年3月28日(月)
午前9時~午後4時 (入場は午後3時30分)
会場:大塔霊光殿 ※入場無料
http://www.naritasan.or.jp/naritafudouten.html
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