千葉県成田市の大本山成田山新勝寺へ行ってきました。
真言宗智山派の大本山で御本尊である不動明王、お不動様が有名なお寺です。
たくさんの人が参詣に訪れておりましたし、成田空港が近いこともあって、外国人の方も多くいらっしゃってました。
参道を下って境内に入る所に建つ総門は迫力がありました
総門を抜けて、少し歩くともう一つ門がありました。これを仁王門と言うそうです。
仁王門の中には大きな提灯が掛けられているのですが、その提灯の底の部分を大勢の人が写真撮影をしているので、何事かと私も見てみた所、
なんと龍がいました。しかも立体的になっていて、正面から見た時は普通の提灯かなと思ってたのですが、かなり手が込まれている代物なのだなと思いました。
大人の身長だと屈まないとみれず、気付かず素通りしてしまう可能性も高いので、皆さまお越しの際は是非忘れずに見てみてください。
仁王門を抜けると橋があるのですが、橋の左手側に巨大な剣の像があることに気付きました。
後ろから見るとこんな感じ。
この剣は御本尊であるお不動様の右手に持たれている「利剣」というもののようで、お不動様がこの利剣で人々のあらゆる心の迷いを切ってくださると云われているようです。怖い顔していますが、良い所あるんですよね。
そして橋を渡り、階段を登り切ると、いよいよ大本堂です。
圧倒的です。全景が写真に収まりませんでした汗。
写真では伝わりにくいかもしれませんが、本当に大きいです。
この中にお不動様が奉安されており、その前で毎日僧侶の皆様が御護摩祈祷を行っているそうです。護摩行はよくスポーツ選手がシーズンの成功を祈願して、火の前で暑さに耐える姿が印象的ですよね。成田山新勝寺様では皆さまの願い事が成就するように、毎日お坊さんが護摩木という特別な薪を火の中に入れて、お祈りして下さっているそうです。この日もたくさんの人が御護摩祈祷を見学されておりました。御護摩と言っても御祈祷と修行で違うんですね。
さて、大本堂を出て、左手にこれまた立派な塔がありました。
三重塔です。こちらには大日如来の五つの智慧をあらわす五智如来が安置されているようです。
大日如来は宇宙の全ての象徴と言われているようで大日は「大いなる日輪」という意味であるらしく、太陽のように全てを照らし出し、現世安穏、所願成就の御利益がある仏様だそうです。
大日如来の怒った顔、怒ったときの化身がお不動様なんて言われていることもどこかで聞いたことがあったような気がします。
それにしても太陽の仏様と言うと、神道における天照大御神も太陽の神様と言わていることを聞いたことがあるので、どこか考え方が似ている部分もあるのかなと思ってしまいます。人々の暮らしに太陽は無くてはならない存在と考えると、共に最も尊い仏様、神様と言われることも理解ができるような気がします。
話は三重塔に戻りますが、この三重塔の屋根の下のデザイン。派手ですが素敵です。
寄りの写真も撮ってみたので、どうぞ。
雲と龍ですかね?龍多いですね笑。
次に大本堂を出て右手に進むと釈迦堂がありました。
その名の通り釈迦如来、お釈迦さまが奉安されており、厄除けの御利益があるそうです。
先ほどの大本堂が建てられる前はこちらが本堂だったそうです。大本堂建立に際して、今の場所に移されたそうです。
上で掲載した大本堂も三重塔も釈迦堂も全て重要文化財だそうです。
この日は釈迦堂の前に象の置物が奉安されておりました。
白象と書いて、「びゃくぞう」と読むそうです。
なんで象?と思いましたが、お釈迦様に関係があるそうです。
お釈迦さまのお母さまがお腹の中に白い象が入る夢を見て、お釈迦さまを宿したという伝説があるそうです。象と言えばインドですが、インドでは象は神聖な動物で、先ほどの伝説のように白象の夢は尊い人が生まれる「しるし」と信じられていたそうです。
この象を見る目的かは不明ですが、この日、インドの方かその他の国の方か、袈裟を来た外国人の僧侶の方々が何人か来られていました。iPad持って笑。
最後に帰り際に御守りを2つ受けてきました。
交通安全御守と仕事開運御守です。
成田山新勝寺は昔から交通安全の御利益があることで有名で、一般参詣者を始め、多くの企業も毎年1年の交通安全の御祈願にいらっしゃるようです。自家用車や社用車の中に成田山新勝寺の交通安全の御守りや御札を置いている方々も多いようです。紫に金のデザインでゴージャスです。
仕事開運御守は紐が付いておらず、薄くて携帯しやすい御守りだったので、お財布か手帳にいれて大切にしようかと思います。あえて人に見えない所に持っておく感覚が秘めたる想いという感じで素敵です。自己満です。
今日から新年度ということもあって、私も1年間の無事故と仕事の運も開けるよう祈りを込めて、この2つの御守りを受けさせて頂きました。
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