2010/10/14

池上本門寺のお会式(おえしき)


















10月12日の夜、正月以上に賑わいをみせる池上本門寺の
お会式(おえしき)にいってきました。

午後8時過ぎの池上駅周辺は既に露店屋と人でいっぱいです。
池上本門寺までたどり着けるのか心配!

















お会式は、日蓮聖人が亡くなった10月13日を中心におこなわれる法要です。
全国各地でおこなわれますが、池上本門寺は日蓮聖人が亡くなられた霊跡と
いわれており、法要の規模は一番大きいといわれています。

12日夜より繰り出される「万灯練り行列」は、全国から100数十講中、
総勢約3000人がお練り行列する盛大なお祭りです。

午後6時に池上徳持会舘から本門寺までの約2キロにわたって、
町を練り歩き深夜まで賑わいます。


















お練りで行列でひと際目立つ万灯は、日蓮聖人が亡くなられた時に
庭先の桜が咲いた故事から、万灯は紙で作った造花で灯明輝く
宝塔を飾っています。


























お練り行列の先頭者は纏(まとい)を持っています。
纏は、江戸時代の火消し衆が持っていたシンボルです。

纏を軽やかに回転させながら舞い、団扇太鼓と鉦と笛の
軽快な音色と共に万灯は本門寺に向かって進んでいきます。


















本門寺の総門をくぐると本堂につながる長くて急な石段
「此経難持坂(しきょうなんじざか)」が待ち受けています!
熱心な法華経信者であった加藤清正公による寄進で築造されたそうです。


















お練り行列は総門をくぐり、そのまま石段を登ります。


























運動不足の私にはとてもきつかった・・・・(汗)
なんと万灯は分解されて上がっていった!


























石段をかなりあがったところで振り向いたら
遥か数キロ先まで人が連なっていました。
もう後戻りはできません!



















石段を登り切り、仁王門をくぐると目の前に大堂が見えてきます。
お練りはここまで続きます。



















こうしてみると万灯練り行列はジャパニーズ・エレクトリカル・パレードです。

映像でみると現場の迫力が少し伝わるでしょうか。




















帰る際、境内にあった宝塔がとても美しく輝いていました。
この宝塔は2007年12月より2年半近く掛けて今年修復を
終えたばかりだそうです。


























普段は非公開である宝塔内がこの日公開されていました。
見事な造形物に感動し、ご利益を頂いた気持ちで一杯に
なりながらお会式をあとにしました。

1 件のコメント:

  1. はじめまして。
    首掛けの木札のお守りを探していて波上宮に神光神威御守というのがあるとわかりました。通販みたいなのはないのでしょうか?

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