企業は経済活動以外に社会貢献、CSR活動がクローズアップされていますが、
地域社会に根差した神社仏閣は存在自体が社会貢献といえます。
神社、お寺は、お守りや祈祷で得た収益で社殿等の修繕、維持や,
祭事・神事、環境維持のための植樹や慈善活動などにあてていますが、
こうした活動を積極的に社会にアピールしません。
その理由のひとつは、古来から「言挙げ(ことあげ)せず」という日本文化が
あるからかもしれません。
「言挙げ(ことあげ)せず」という表現は、神職の方と話すとよく耳にします。
言挙げしないとは、むやみに言葉に出していわないことをさします。
古来より「言霊(ことだま)」といわれるように、言葉には呪力があり、
声に出した言葉は影響力があるので、「言挙げ」は慎むように伝えられてきました。
しかし、日本の国際化に伴い社会に向けて言挙げしないと難しい
場面も多くなってきています。
こうしたなかで千葉県 九十九里浜に面した玉前神社が明確に社会貢献
活動をうたった「波乗守(なみのりまもり)」をはじめました!
初穂料1体1100円のお守りのうち、100円は九十九里海岸の環境を
守る基金としてあてられるそうです。
お守りの一部の収益を明確に基金などの社会貢献活動にあてることは、
とても分かりやすいですね!
こうした活動が神社、お寺で増えれば、賛同者も増えると思います。
この「波乗守」のご利益は、人生の荒波にも耐え、開運の波に乗れるよう
になることだそうです。
玉前神社のご祭神「玉依姫命(たまよりひめのみこと)」が波に乗って
九十九里浜に上陸した伝説をモチーフにしたそうです。
九十九里浜といえばサーフィンで有名ですね。
サーファーではない方も人生の荒波を乗り越えるご利益を得るために
玉前神社にお参りしてみてはいかがでしょうか。
参考リンク (おまいり日和サイト: 玉前神社)
http://www.omairibiyori.com/jinjatera/kanto/tamasaki.html
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